フローリングについたゴムの跡を消すには何が効果的?3つ方法を比較検証!
フローリングについてしまったゴムの跡を消す方法3つを試したところ、無水エタノールと除光液に効果があることがわかりました。
ネットで調べるといくつか方法が出てきますが今回は
- 無水エタノール
- シールはがし
- 除光液
の3つの方法に絞り、実際の試した効果を比較してみました。
この記事ではそれぞれ試したときの様子や感想も詳しくお伝えしています。
フローリングのゴムの跡にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
フローリングについたゴムの跡を消す方法3選、どれが効果的?
フローリングについてしまったゴムの跡は、なかなか落とせなくて困りますよね。
私はラグを敷くとき間に滑り止めを入れていたら、網目の跡がクッキリとついてしまいました。
今の家は賃貸ということもあり、キレイに傷つけずゴムの跡を消したいものです。
そこでネットで取り方を調べたところ、いくつか方法が見つかりました。
今回はその中から自宅に用具があってすぐに取りかかれる3つの方法に絞って、実際にどのくらい効果があるのかを検証してみます。
3つの方法は
- 無水エタノール
- シールはがし
- 除光液
です。それぞれコットンに染み込ませ、ゴムの跡を拭き取ってどのくらい取れるのかを試しています。
私の個人的な評価の結果は次のとおりです。
効果 | メリット | デメリット | |
無水エタノール | 4 | 入手しやすく、効果も高い |
肌への影響がある |
シールはがし | 2 | 安価で入手しやすい | 効果が低い 肌への影響がある |
除光液 | 4 | 入手しやすく、効果も高い | ニオイと肌への影響がある |
無水エタノールと除光液は効果を感じられましたが、残念ながらシールはがしはあまり良い結果ではありませんでした。
<注意>
今回ご紹介する3つの方法は、どれも引火しやすい性質のものを使っています。
お取り扱いには注意し、換気を良くするなど安全に十分気を配って使用してください。
フローリングについたゴムの跡を消す方法①:無水エタノール
無水エタノールは通常消毒に使われますが、他にも化粧水や掃除にも利用でき、たくさんの場面で役立っています。
フローリングについたゴムの跡を無水エタノールで消すことができる
と知り、さっそく自宅にあった無水エタノールを使ってさっそく試してみました。
コットンが湿る程度の分量をとり、数回こするように拭いてみると……!
写真では伝わりづらいのですが、格子状にあったゴムの跡が確かに取れたのが肉眼で確認できました。
(左の写真の◯部分が無水エタノールで拭いた箇所です)
拭き取ったコットンを見てみると、シールの粘着を拭き取ったときのような色をしていました。
フローリング自体の汚れもあるのでしょうが、おそらくこれがゴムの跡です。
拭き方はそんなに力を入れてゴシゴシとしたわけではありませんが、ある程度の回数を往復させました。
つけ置きもしていません。
しかしそれでこれだけ取れるのです。
フローリングについたゴムの跡を消すのに無水エタノールはかなり効果が高いと思われます。
気にしないといけない点は揮発性の高さです。
- 肌を乾燥させる
- 引火しやすい
という特徴がありますので、使うときは手袋をして換気の良い状況を作るようにしてくださいね。
フローリングについたゴムの跡を消す方法②:シールはがし
自宅にあったシールはがしは100均ショップで購入したものです。
安価ですが、シールを剥がす性能面には全く問題はありませんでした。
今回私が調査したシールはがしの情報は、
フローリングのゴムの跡はシールと同様に粘着によってついてしまっている
とのことで、シールはがしによってゴム跡も取れるというものでした。
そこで無水エタノールと同じように、コットンが湿る程度にシールはがしを取り、ゴムの跡をこすってみました。
実験では左の写真にある赤丸部分を拭いてみましたが、結果的にシールはがしではあまり目立った効果は見られませんでした。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、白い網目のゴムの跡は、拭き取る前とほとんど変わりありません。
コットンの様子を見ても、さきほどの無水エタノールのときほど汚れがついていません。
あまり効果が見られなかったため、シールはがしだけ特別にパックを試してみました。
やり方は拭き取りと同じ分量のシールはがしをコットンに含ませ、ゴムの跡の上に乗せます。
そして乾燥しないように上からラップを乗せ、フローリングにしっかり密着させ、15分ほど放置します。
そして15分後、結果を確認してみましたが、やはりあまり変化はありませんでした。
ゴムの種類やフローリングの材質などによって異なるかもしれませんが、私の自宅のフローリングでは残念ながらあまり変化のない結果に終わりました。
シールはがしを使うとき気をつけるべきところは、
- 肌を乾燥させる
- 引火しやすい
ところです。無水エタノールと同じですね。
使うときは火気厳禁で、換気をしっかりするようにしましょう。
フローリングについたゴムの跡を消す方法③:除光液
マニュキュアに使う除光液は、女性なら自宅にある方も多いのではないでしょうか。
今回自宅で見つけたのは、少し古いものでしたが試しに使ってみました。
使い方は先の2つとやはり同様に、コットンが湿る程度取り、ゴムの跡を数回往復させて拭きます。
除光液は無水エタノールと同じくらい効果がありました!
左の写真の赤丸部分が除光液で拭き取った箇所です。
隣の板が先程ご紹介したシールはがしを試した板で、比較するとわかりやすいかと思います。
シール剥がしを試した板にはまだ白い膜のようなものがあります。
一方除光液で拭いた赤丸の部分は、白い膜はなくフローリング本来の色に戻っています。
拭き取ったコットンを見ても、こちらも無水エタノールのときと同じくらい汚れています。
この写真を見ても、フローリングについていたゴムが取れたことがわかりますね。
注意したい点は
- 肌を乾燥させる
- 引火しやすい
- 商品によってニオイがきつい
があります。最初の2つは無水エタノールと同じですね。
そして除光液の特徴として3つ目のニオイがあります。
最近は商品によってニオイを抑えたものがあるようですが、いずれにせよ除光液も揮発性の高いものですので、換気には十分気をつけてください。
フローリングについたゴムの跡を消す他の方法は?
今回ご紹介した方法以外ですと、オレンジなどの柑橘系の皮があります。
柑橘系の皮に含まれるリモネンという成分が、ゴムを溶かす効果があるんだそうです。
柑橘系なら種類が多く、1年中、何かが旬なので購入しやすいですね。
通常であれば廃棄するだけの皮を再利用できエコにもなりますし、なにより食品なので安心して使えますね。
フローリングについたゴムの跡を消す方法のまとめ
フローリングについたゴムの跡を消すために今回試したのは、
- 無水エタノール
- シールはがし
- 除光液
の3つの方法ですが、効果があったのは無水エタノールと除光液でした。
この3つの方法以外では、オレンジなどの柑橘系の皮にも効果があると言われています。
どの方法を選んだとしても、フローリングのゴムの跡を消したあとは、掃除で使用した液体をしっかり拭き取ったほうが良いでしょう。
目や口が床に近い小さなお子さんやペットと暮らしているご家庭では、特に気を配るようにしてあげたいですね。